ブログ一覧

餃子

日曜日に餃子を焼いて食べることになった。 
きっかけは、入居者様の何気ない一言。
「餃子が食べたいわ」

この利用者様は、胃がんの末期のかたで先月余命2ヶ月と宣告をされました。
十二指腸にも腫瘍があり、胃と十二指腸をつなぐ部分(幽門)がほとんど閉じてしまっている。
最近では食事の摂取量も極端に減ってきており、いつ食べられなくなってもおかしくない状態でした。
そのような状態の方からのほんの些細な会話の中で出た「餃子が食べたいわ」の一言を介護スタッフが聞いたことがきっかけで、
急遽餃子パーティーをやろうということに。

ご家族もたまたま同じ時間にいらっしゃり、餃子を3ケ食べることができて一緒に美味しく食べることができた日曜日でした。

その日の夜には、Sさんから「本当に美味しかったよ、〇〇さんが包み方が上手で・・・」沢山その時の様子をお聞きし、涙を浮かべながら感謝いただきました。
Sさん本人には告知をしていないとはいえ、すごく感のいい方ですのでとっくに気づいているのだろうと推測されます。それでも、いつでも私たちをあたたかい笑顔で迎えてくれます。 そのことについて、以前息子さんに尋ねてみましたが、息子さんもおふくろの笑っている顔しか記憶にないと話されておりました。そのようなSさんが、少し感情を表に出す時間をつくることができた。そんな日曜日になりました。

さくらビレッジを開所して2年が過ぎ、いろいろ大変な苦労もあったけれど、
利用者様の想いも、今ここにいる時間も一緒に大切にしたいというスタッフの気持ちを感じると共に、
本当に良いスタッフに恵まれているなあと心から感謝する日でもありました。

 

 

2018年06月17日

ご冥福をお祈りいたします

昨日、さくらビレッジ最年長(105歳)のSさんがお亡くなりになりました。
さくらビレッジへ入居されたのは1年半前。 長男長女さんは関東にお住まいのため、ご夫婦でお暮しになられておりましたが、奥様が入院されたことがきっかけで入居くださいました。
Sさんは、裕福ではないご家庭で育ち母親が苦労しながら自分を育ててくれたこと、松下電器にお勤めになられていた時の事などいつも話してくださいました。 戦時中は横須賀海軍へ入隊し我々には想像つかないご苦労をされた後、終戦後は松下電器に就職をされ、松下幸之助さんとお話しをされたことがあったそうです。

Sさんは、お亡くなりになられる半月前まで、身の回りののことはほとんどご自分でされておりましたが、体調を崩されてしまい、毎日お部屋で点滴を受けながらの生活になりました。
往診の先生に診ていただいたときにはすでに重症肺炎になっており、一時は回復傾向の兆しもみえたのですが。

最期はご家族に看取られ、夕刻だったこともあり多くの介護スタッフもSさんとのお別れをさせていただくことができました。

Sさんはご自分の人生を自叙伝として本にしておられたこともあり、Sさんの人生をその本を通して垣間見ることもできました。 Sさんのこの人生があって、今のSさんのお人柄や大きさを感じ取れるのだろうと、常に人生の大先輩として尊敬する方でした。

私がこの仕事に就くようになったきっかけが祖父だったこと、その祖父からまだまだ学ばなければならないことが沢山あったはずなのにという想いが私の中にはあり、Oさんとの関わりの中で私に話してくださることの一つ一つが、あたかも自分のじいさんに言われているかのような大切な貴重な時間を沢山いただきました。
本当に感謝いたします。

 

2018年06月20日

ベース ピアノ Duo

P1170701


ベースとピアノのDuo
プロのミュージシャンとして活躍されている方で、和田アキコさんのバッグバンドでも長年ベースを弾いていたすご腕!

実はさくらビレッジ入居者さんの息子さんです。
末期癌のお母様がお元気な時にと演奏してくださいました。

お母様がいつも歌いながら台所に立っていた曲。
それが今自分の原点かもしれないとお話の後
「海ゆかば」を演奏されました。

その当時の場面が思い浮かぶようでした。

「海ゆかば」以外の選曲は全てお母様。
息子さんを見つめる目は、お母さんの眼差です。

終わった後、皆んなが喜んでくれて良かったとひと安心されていました。
最高の演奏でしたが、母はいつまでたっても母なんだなあと感じました。

息子さんも良い音がして楽しかった、また今度はジャズをしましょうと
素敵な時間でした。

やっぱりプロの音は心にジーンときます。

2018年07月31日

国際医療福祉機器展

国際医療福祉機器展へ行ってきました。

今年は管理者やリーダーと共に5人で参加。
さくらビレッジ施設として(ハード面)は、積水ハウスさん施工ですし、まだ3年なので特に目新しいものはありませんでしたが、直接ご利用者様に関わるものや、スタッフが使用する機器等に関しては、皆「これが使えれば〇〇さんの行動範囲が豊かになる」「〇〇さんにこれがあったら・・・」などなど、普段の生活で皆が感じている部分が次々と出てきました。 それだけいつも考えてくれているんだと私は代表として嬉しくなりました。

各責任者やリーダーと参加したことで、いろいろな角度から最新の福祉機器をみることができたことは大変良い収穫でした。
そして、さくらビレッジにいつも納品をしていただいている福祉用具業者の皆さんありがとうございます。 展示してある最新の製品はいつもさくらビレッジのご利用者様に納品をしていただいていたことに改めて気づきました。

2018年10月11日